こんにちは。
最近、楽天経済圏の改悪が続いています。
楽天ポイントせどりやポイ活をしている方は、ポイントアップのために
給与振込先を「楽天銀行」へ変更することを検討している方もいるのではないでしょうか。
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2022年7月から、
楽天銀行を給与振込先にするとSPU+0.5倍です。
でも、ちょっと待って!
楽天銀行を給与振込先にするのはお得なのでしょうか?
- 楽天銀行を給与振込先にするのはアリ?ナシ?
- 楽天銀行を給与振込先にするメリット・デメリットは?
- せどりで楽天銀行を給与振込にする際の注意点は?
ポイントせどりやポイ活と併せて楽天銀行を2年以上利用してきた視点から解説します。
楽天銀行を給与振込にするかどうか迷っている方は必見です。
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結論:楽天ポイント獲得ガチ勢以外はおすすめできない
結論から言います。
楽天ポイントせどりやポイ活などにより、本気でポイント獲得を目指している方以外は、
楽天銀行を給与振込先に指定するのはおすすめできません。
私が「おすすめできない」と判断した理由を端的にまとめます。
楽天銀行を給与振込先にすることで、最大で月5,000ポイント程度の獲得が見込めます。
このポイント獲得メリットと日々の生活の手間や発生する手数料などのデメリットとの比較となります。
給与振込先となる銀行はメインバンクであり、預金の引き出しや振込などの現金移動など諸々のやりくりが発生すると思います。まさに生活の中心となるので、日々の生活スタイルに合わせて十分に検討して決める必要があります。
メリットとデメリット、それぞれの詳細をまとめます。
楽天銀行を給与振込先にするメリット
楽天ポイントせどりにおいて、ポイント獲得は最重要項目。
楽天銀行を給与振込先に指定するメリットは、毎月のポイント獲得です。ここでは、SPUとハッピープログラムという制度を中心にメリットを見ていきます。
メリット①:SPUによるポイント付与
楽天銀行を給与振込先に指定すると、SPU達成となり+0.5倍となります。
月間獲得ポイント上限は5,000ポイントです。
SPU達成の条件は以下の2つです。
条件①:楽天銀行の口座で楽天カード利用代金の引落しをする
条件②:条件①を達成し、さらに購買の前月に楽天銀行で 給与・賞与・年金を受取る。
ここでの給与・賞与・年金の受取り方は、「給与振込の電文で振込をされているもの」とあります。
つまり、会社からの給与振込が対象となります。
もし、せどりやポイ活などにより、楽天市場での購入額が月110万円程度であれば、
SPU達成で5,000ポイント獲得が狙えます。
メリット②:ハッピープログラムでポイントがもらえる(わずかです)
楽天銀行にはハッピープログラムという制度があります。
預かり資産残高と取引件数のいずれかの条件に応じて会員ステージというランクを設定しています。
ATM手数料 (無料回数) | 他行振込 手数料 | 楽天ポイント 獲得倍率 | 振込手数料の 楽天ポイント払い | |
---|---|---|---|---|
スーパーVIP 残高300万以上 または取引30件以上 | 7回/月 | 3回/月 | 3倍 | 支払可能 |
VIP 残高100万以上 または取引20件以上 | 5回/月 | 3回/月 | 3倍 | |
プレミアム 残高50万以上 または取引20件以上 | 2回/月 | 2回/月 | 2倍 | |
アドバンスト 残高10万以上 または取引5件以上 | 1回/月 | 1回/月 | 1倍 | |
ベーシック エントリー | ー | ー | 1倍 |
この表に楽天ポイント獲得倍率と書いています。
これは、楽天銀行の各種サービスを受ける際に付与されるポイント倍率を指しています。
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給与振込先に設定するなどメインバンク化して
300万円以上預けることができるとスーパーVIPです。
- 振込・入金
- 支払い
- 公営競技(競馬、オートレースなど)への入金など
- 楽天証券への入金など
- 楽天Edyへのチャージ
- 楽天ウォレットへの入金
- 楽天銀行即時入金サービス
- 宝くじ
ここで、更に赤字の「振込・入金」に注目します。
楽天銀行を給与振込先に指定すると、会員グレードがスーパーVIPの場合、毎月3ポイント付与されます。
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会員グレードがスーパーVIPでもポイント付与は3ポイント…。
わずかです…。
また、楽天銀行を給与振込に指定することで、「楽天銀行でポイントが貯まるサービス」の活用シーンが
増えることが想定されます。楽天銀行を中心に資金移動することが想定されるからです。
会員グレードがスーパーVIPの場合、他行への振込などで毎回3ポイント付与されます。
仮に月に10回程度、資金移動するとしたとしても、月約30ポイント程度の付与です。
楽天銀行を給与振込先にするデメリット
次に、楽天銀行を給与振込先に指定するデメリットについて見ていきます。
デメリット①:事業用口座と個人用口座の管理が煩わしくなるリスク
楽天ポイントせどりにおいては、楽天銀行を「事業用口座」として管理するのが一般的です。
より多くのポイントを獲得するために、商品の仕入れを楽天カードで購入し、支払いを楽天銀行から引き落とします。その際のキャッシュフローを楽天銀行にて管理していきます。
その上で楽天銀行を給与振込先に指定すると、事業用口座に、個人として管理すべき「給与」が入ってしまいます。
さらに食費、光熱費、住宅費、車両費など、個人の支出も同じ口座になるため、事業用の収支と個人の収支の管理が煩雑になってしまいます。
デメリット②:他行振込手数料無料条件が厳しい
ATM手数料 (無料回数) | 他行振込 手数料 | 楽天ポイント 獲得倍率 | 振込手数料の 楽天ポイント払い | |
---|---|---|---|---|
スーパーVIP 残高300万以上 または取引30件以上 | 7回/月 | 3回/月 | 3倍 | 支払可能 |
VIP 残高100万以上 または取引20件以上 | 5回/月 | 3回/月 | 3倍 | |
プレミアム 残高50万以上 または取引20件以上 | 2回/月 | 2回/月 | 2倍 | |
アドバンスト 残高10万以上 または取引5件以上 | 1回/月 | 1回/月 | 1倍 | |
ベーシック エントリー | ー | ー | 1倍 |
楽天銀行のハッピープログラムの会員ステージを再掲します。
ここで注目したいのが他行振込手数料です。スーパーVIPでは、3回/月が無料となります。
給与が振り込まれるメインバンクは、まさに資金の入り口。
メインバンクを起点に家族や別通帳、事業用通帳へと資金移動することを想定するとかなり少ないです。
サービス名称 | 会員ランク等 | 他行振込手数料 無料回数 | |
---|---|---|---|
住信SBIネット銀行 | スマートプログラム | ランク3 ※1 | 10回/月 |
ソニー銀行 | Club S | シルバーステージ ※2 | 4回/月 |
SBI新生銀行 | ステップアップ プログラム | ゴールド ※3 | 3回/月 |
楽天銀行 | ハッピープログラム | スーパーVIP ※4 | 3回/月 |
各ネット銀行の会員ランクは、楽天銀行の「スーパーVIP」と類似したランクを選定しました。
- ※1:「総預金の月末残高が300万円以上」が条件であるランク3を設定
- ※2:「月末の総残高 合計300万円以上」が条件であるシルバーステージを設定
- ※3:「お預入総資産の年間判定残高 合計500万円以上」が条件であるゴールドを設定
- ※4:「毎月25日終了時点のお預かり資産残高 合計300万円以上」が条件であるスーパーVIPを設定
楽天銀行の他行振込手数料無料は、同様の会員ランクで比較すると、条件が厳しく回数が少ないと言えます。
デメリット③:(地方では)ATMが限定的
(コンビニ等が充実した都心では問題ありません。以後、「地方に限定」して話を進めます)
給与振込先は、大手メガバンクや各地域の地銀に設定されていることが多いと思います。
その場合、各地域の銀行やスーパーなどに設置されたATMが活用できます。
ネット銀行では、リアルの銀行がないのでATM提携企業に委ねられるのが普通です。
ATM提携企業に対応したATMは、コンビニ等に設置されています。
しかし、地方によってはコンビニが少ない地域もあるので注意が必要です。
せどりで楽天銀行を給与振込にする際の注意点
ポイント獲得などの目的から、どうしても楽天銀行を給与振込先に指定したい!その場合の注意点をまとめます。
事業用の収支と個人用の収支を明確に整理する
特に注意しなければならないのは、年末の確定申告です。
事業用収支と個人用収支を明確に整理する必要があります。
対策として、マネーフォワードなどの会計アプリを導入する、税理士に依頼するなどが想定されます。
最近の会計アプリは使いやすいです。
銀行の収支を自動で連携することができるので取引をひとつひとつ整理することも可能です。
また税理士に依頼することで確実に仕訳することもできます。
これらの手間と費用と、ポイント獲得をてんびんにかけて、しっかりと検討する必要がありそうです。
ポイント獲得見込みを確認する
楽天銀行を給与振込先にすることでSPU+0.5倍ですが、せどりの事業規模によって獲得できるポイントが変わることにも注意が必要です。
せどり仕入れ・購入額 | 想定獲得ポイント |
---|---|
月間33万円 | 1,500ポイント |
月間55万円 | 2,500ポイント |
月間77万円 | 3,500ポイント |
月間110万円 | 5,000ポイント |
楽天銀行を給与振込先にすることで得られる最大獲得ポイントは5,000ポイントですが、そのためには月間110万円程度の仕入れ・購入額が必要となります。
まとめ
楽天経済圏では、最近改悪が目立っており、楽天ポイントせどりやポイ活で稼いでいくにはなかなか厳しい状況がつづいています。
ですが、楽天経済圏の知識を正しく理解することで、まだまだ工夫の余地はありそうです。
また、楽天市場においては、SPUをはじめポイント獲得のチャンスが多く、現時点においてはまだまだ貯まりやすいサービスと言えます。
楽天ポイントせどりやポイ活で楽天経済圏の恩恵を受けている方は、今後も動向を注意深くチェックして今後の生活に活かしていく必要がありそうです。
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